西シュタイヤマーク  5月30日

シルヒャーワイン街道とKitzeck
Hartberg 〜 Gleisdorf 〜 Stainz 〜 St.Stefan ob Stainz 〜 Zirknitz 〜 Kitzeck

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  • HartbergをStainzに向かって高速で走る。 シュタインツはシルヒャーワインの中心地
  • Stainzからシルヒャーワイン街道でPichlerさんちのブーシェンシャンクとFriedrichワイン製造所&ワインケラー訪問。 
  • その後、シルヒャー街道をはずれて南シュタイヤマーク、Sauland郡のKitzeckへ

Stainz シュタインツ
シュタインツはシルヒャーワイン産地のメッカ、中心地ですが、歴史的、
文化的に素晴らしい背景を持っています。残念ながら今回は素通りしてしまった!

ここにはシュタインツ城があります。

シュタインツ城は1229年に起源を持つ小さな教会から16世紀には
後の大司祭、高名なJakob Roselenzの下に大修道院によって
大拡張されたお城です。

その後も、600年に渡って、ゴシックからバロック、ルネッサンスへと
改築や内装が続き、持ち主も数代に渡って代わります。

やがて、1840年には、シュタイヤマークのヨハン大公、レオポルド2丗の息子、
がこの城の持ち主となります。彼の死後、持ち主はヨハン大公子孫の
Von Meran伯爵家となります。伯爵家は今もシュタインツに住んでいます。

あっ、そう。。。ギュンターもココに住んでいました!



ブーシェンシャンク Pichler(ピッヒラー家のワインレストラン)

広いワイン畑! 葡萄の収穫は大変だろうな! 
マリリンがこの界隈でPichler家のシルヒャーワインが一番美味しいとお墨付き! 

Pichlerさんちの畑で収穫されたBlauer Wildbacherは、
直ぐ近くのFriedrichワイン醸造所で瓶詰めにされ
「Pichlerシルヒャー」として世に出ます。

赤一本5ユーロで3本お土産に持ち帰りました。
帰国後、さっそく飲んで、美味しかった!美味しかった!
喉にスルーと、フルーテイで、葡萄の香り一杯! 
少し酸味がかって、辛口気味で、個性ありです。
ローズ色が輝いてました!

Pichlerさんちの洞窟レストラン雰囲気ありましたね!
紀元前の洞窟をイメージしてしまうようながっちりとした石作り
Pichlerおばさんの手料理も美味しかった!
ハム、チーズ、野菜、シルヒャー全て自前です!
シルヒャーも美味しかった!

お礼に「野ばら」と「オーストリア国歌」をフルート演奏つきで大合唱!!
素晴らしくコダマしました。音響効果抜群!
もう一度歌いたい!

Friedrichワイン工房とワインレストラン
St.Stefan ob stainzは西シュタイヤマークでも、「青いビルトバッハー」が栽培される
強力な地域です. 「青いビルトバッハー」とはシルヒャーワインを作る元となる
葡萄の品種です。

シルヒャーといえば、透明感のある美しいロゼ!
そのロゼに輝きを与えるには、
葡萄を「即、搾る」必用があるそうです。

Friedrichは輝く色の「ロゼ」「赤」を作り出すことに全神経を注いでいます。
ただし、葡萄そのものが品質がよくなければこの輝きは出ないそう。

根が強力であること、強くてエレガントであること、
このようなヴィルドバッヒャーを近隣ワイン農家から厳選して、
圧縮し、温度管理して、瓶詰めにして世に出しています。

そういえばPichler畑のシルヒャーは、
濃い色のロゼ、ぴっかぴっかに輝いてましたね!

Friedrichのワイン製造は、伝統に基づいて研究を重ねて開発した
最新のハイテクが使われています。

青色からは、赤、ロゼばかりでなく白ワインも作れるそうです。
赤色をだすには、皮つきのまま、白を出すには皮を向いて。。
「青いビルドバッハー」は魔力を持ってますね。



Kitzeck
Kitzeckは南シュタイヤマークのワインランド、Sausal(ザウザル)郡の
一番高い高い丘にあり、ヨーロッパで一倍高所のワイン畑です。
海抜670mの頂上には展望台があります。

Kitzeckのシンボルは世界で一番大きなクラポテンツ!
8つの翼で鳥を追い払います。鳥を追う為の風車です。

クラポテンツは7月25日に回り始め、11月11日には停止します。
カタカタとなる音はクラポテンツの大きさにより異なります。
又、クラポテンツの強さは木の質により異なります。

この地域では1000年前からワインは栽が行われやワインケラーも造られていました。
ワイン作りの形跡が残っておりワイン博物館に展示されています。

気候や斜面のお陰で、AD1000年頃にはワイン栽培が行われ1700年
には最盛期を迎えます。今日の面積は130ヘクタール。

1952年には「Kitzeck im Sulmtal」
「スルム谷のキッツェック」の名称を持つようになりました


シルヒャー街道全体はコチラをご覧下さい


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