Motovum モトヴン
5月31日 6日目


Bled − Ljubljana(リュビリアーナ) − Groznjan(グロジュニャン) − 
Motovum(モトブン) ー Hum(フム) − Opatja(オパッチア) 

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リュブリアーナからグロジュニアンを通って少し内陸に入りモトブン到着!

Motovumは海抜277mの小高い丘の上に立ち、人口1000人。 

周囲は13〜14世紀に造られた城壁で囲まれ、城壁からの眺めは抜群、民家や森が眼下にパノラマのように広がる!

モトヴンはイストラ半島で一番良く中世の面影が保存されていると言われています。 
古代ギリシャ.ローマ時代から人が住んでいたそう。 1278年〜1779年にかけて
ベネチアの統治下に入ります。


町の入り口の門は前期ゴシック(14世紀)、
両脇に立つ建つ家並みは、ロマネスク〜ゴシック建築です。


住民は子孫代々に渡ってこの町に住んでいる人が殆どで、美男美女揃い。 
モトヴンにはたった一軒のレストランしかありませんが、その店のマダムも
その例外ではありませんでした。


「クロアチアではイストラ半島が一番、イストラ半島ではモトブンが一番」と、
言ってました! 傾斜のある古い石畳の両脇にはお土産やサンがズラリ、
そして、売り子さんたちは男女を問わず美しいイ!


頂上にはイストラ半島で一番多い階段、1052段の階段を持つロマネスク
ゴシック様式の「鐘楼」、13〜14世紀、があります。 


その塔にヨイコラ登って、頂上から、南北東西に渡って赤屋根の集落や葡萄畑、 
トリュフの森を眺める事が出来ましたネ!


塔の傍らには、後期ルネッサンス様式の聖シュテファン教会(16世紀)。
又、道路の両脇を流れる溝(地下水道)は14〜15世紀のものです。


モトブンの極め付きシンボルは周辺の森で採れる黒トリュフ(Trueffel)と白トリュフ!
黒トリュフは夏の終わりから秋の初めに掛けて、白トリュフは冬に収穫されます。


モトブンの自然林には樫が多く、この樫の木の根元や湿った土壌にトリュフは
育ちます。地中約30cmの所にある為、土を掘り起こさねばなりません。
そして、全ての樫の木からトリュフは採れないそうで、その確率は
100本の内の5本くらい! 


トリュフ.ハンテイングには犬が使われ、犬はトリュフ.ハンテイング用に特別に訓練
されます。トリュフは時期が熟するほど黒くなり、特別な匂いを放つようになる。 


緑色の細かい筋がびっしりと入るようになると、「大理石」と呼ばれ高値で取引され
ます。 白トリュフはこれよりももっと高価で、手の平に一握りで数十万円もします!






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