Graz旧市街 
グラーツ

5月27日 2日目

ハプスブルグ家のフリードリッヒ3世が15年間居城したグラーツには、
王宮(ブルグ)跡は現在州知事官邸となって跡形もありません。残念!

でも、フィリードリッヒはグラーツを気に入って50年ここに住みました。
ブルグは現在、、芸術家の集会や文化催しにも使われ、案内役の
マリリンとカールもココで開かれる会議に招待されています。

ハプスブルグの力を今も残す足跡の一つに、このブルグに残っている
2重螺旋階段があります。螺旋階段は二股に分かれていて、各踊り場
でめぐり合うようになってます。1499年の後期ゴシックがそのまま残
り、グラーツの貴重な中世後期の傑作です。フィリードリッヒの息子の
皇帝マキシミリアン1世が作らせました。



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ドームの後ろに少し除いている青い丸い
屋根が霊廟(マウセリウム)です。皇帝
フェルデイナンド2世の遺体が収められ
ています。

霊廟は 1614〜1638年にイタリアの
有名な建築家Pietro de Pomisに
より建てられ、内装はグラーツ出身の
Fishcer von Erlach
によるものです。
このブルグの前に、ドーム(大聖堂)と、フェルナンデス2世の霊廟(マウセリウム)が立ってます

ドームはハブスブルグのフェリデイナンド3世が
1438年から26年に渡って作らせたもの、初め
は王宮に繋がる小さな教会でした。 

南側面にはグラーツ受難のレリーフがあります。
グラーツが1480年ペスト、イナゴの大群、
雹、大洪水などの自然大災害に会った時の
ストーリーがモチーフになっています。










この王宮に行くまでのHofgasse
(ホフ通り)に宮廷ご用達の
ケーキ屋さんがあります。









撮影:永野洋氏

旧市街の中心は中央広場です。Rathaus
(市庁舎)と大公ヨハンの像がシンボルです。

ヨハン大公は平民の娘との恋を貫き通した人。 
マリアテレジアの3男のレオポルド皇帝とスペイン
王女との間に生まれた13番目の子供です。

とても活動的、庶民的でシュタイヤマーク州を
繁栄に導いた大公で民衆からトテモ敬愛され
今でも広場の真ん中に立っているのです。



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